ゲームは30分で作れる時代へ。AIで作るなら、いちばん大事なのは「遊んでもらって直す」こと
寄稿:山下大貴(株式会社Garoop 代表取締役)
こんにちは。株式会社Garoop代表の山下です。Garoop Landでは、ゲームと遊び場づくりを担当しています。
ゲームづくりの「時間」の感覚が、いま大きく変わっています。アイデアさえあれば、ひとりで、30分ほどでゲームが作れる。 そんな話が、ゲームの世界で当たり前に語られるようになりました🎮
ひとりで、30分ほどで推理ゲームが生まれた
国民的RPGの生みの親として知られる堀井雄二さんが、生成AIを使って、たったひとりで、わずか30分ほどで推理ゲームを作ったことが話題になりました。
さらに、日本のゲーム業界団体CESAの初めての調査では、生成AIを使っているゲーム開発者は8割を超えたそうです。記事を書いた多根清史さんは、調べものやアイデア出し、プログラミングの手伝いでAIを使うことは、使わない方がかえって効率を下げかねないとし、大事なのは「道具としてどう使いこなすか」だとまとめています。
10月30日には東洋経済オンラインでも「ゲーム制作にかかる時間は30分」という見出しで、生成AIが開発の現場を変えている様子が取り上げられています。作るスピードが上がっていることは、もう業界全体の話です。
Garoop Landも、AIと一緒に作ってきた
この話、僕的にはまったく他人事ではありません。Garoop Landのアトラクションは、AIのコーディングエージェントと一緒に作ってきたからです。
「Codex(ChatGPT plusを課金してる人多いから勧めてるなう。Claude Codeでも可) ・GitHub ・Vercel ・NotebookLM 使いこなせばけっこういろんなことやれます!!」(2026年4月のXより)
「ClaudeCodeサイコー」(2026年8月のXより)
クイズ、すごろく、カードバトル、脱出ゲーム、将棋、オセロ、麻雀、ポーカー……。気づけばGaroop Landには、14のアトラクションが並んでいます。小さなチームでここまで増やせたのは、めちゃくちゃAIのおかげです🚀
作るのが速くなったら、何が大事になるのか
作るのに何週間もかかっていたころは、「ちゃんと作ってから出す」が当たり前でした。でも30分で作れるなら、順番が変わります。
- まず小さく作って、すぐ出す
- 遊んでもらって、「ここが難しい」「ここが楽しい」を聞く
- その日のうちに直して、また遊んでもらう
つまり、作る速さより、遊んでもらって直す回数が、ゲームのおもしろさを決めるようになるということです。
AIはコードも絵も手伝ってくれます。でも「このゲーム、もう1回遊びたい?」を決めるのは、遊んでくれる人です。ここだけは、AIにまかせられません。
Garoop Landで次に挑戦すること
Garoop Landでは、遊んだ人の声をもとに、アトラクションをどんどん直していきます。
- 遊んだ感想を、気軽に届けられる仕組み
- 届いた声をもとに、ルールや難しさをこまめに調整すること
- 「ここがよくなった」が分かる、アップデートのお知らせ
作る速さが上がったぶん、直す回数を増やして、何度でも遊びたくなる遊び場にしていきます🫡
今日から試せること
- 遊んでみたいゲームのアイデアを、一文で書いてみる(例:「迷路の中でカンガルーが宝さがし」)
- AIに「このアイデアを、ルールが3つだけのゲームにして」と頼んでみる
- できたゲームを家族や友だちに遊んでもらい、感想を1つだけもらう
おわりに
ゲームは、作るのが速くなったぶん、「遊んでもらって直す」楽しさが主役になる時代です。Garoop Landも、みなさんに遊んでもらいながら、どしどし直していきます。ぜひ遊びに来て、感想を聞かせてください🦘✨
書いている人
山下大貴(やました・たいき)。株式会社Garoop代表取締役。長崎県佐世保市出身、長崎市在住。エンジニア出身で、「10歳からスタートアップ」をテーマに、子どもが生成AIでものづくりと起業をできるサービスを作っています。