ジャンルは自由、中身はオリジナル。AIがゲームの「まるごとコピー」をしなくなった今、作る人がいちばん楽しい
寄稿:山下大貴(株式会社Garoop 代表取締役)
こんにちは。株式会社Garoop代表の山下です。Garoop Landでは、ゲームと遊び場づくりを担当しています。
AIでゲームを作る人に、うれしいニュースがありました。ジャンルは自由、中身はオリジナル。 この作り方が、AIの道具の側からもはっきり後押しされるようになりました🎮
AIの道具が「特定のゲームの再現」をしなくなった
AIに話しかけるだけでプログラムを作ってくれる「Claude Code」が、ほかの人や会社が作った特定のゲームを再現しないように調整されたと、2026年10月31日に報じられました。
- 開発に関わるエンジニアが、AIへの指示に「他者の特定のゲームを再現しない」という内容を加えたと説明
- 理由は、知的財産の侵害に使うことが利用のルールに反するため
- 名前を変えたり「オリジナル」と呼んだりしても、特定のゲームの再現は対象になると報じられている
- 一方で、オリジナルのゲーム、ジャンルとしてのゲーム、自分のデザインや素材で作るゲームは、これまでどおり作れる想定
AIで作るのが速くなるほど、人の作品をそのまま作る「クローン」も作りやすくなります。そこにAIの側で線を引くのは、ゼロから考えて作っている人にとって、とても心強い流れです。
Garoop Landの真ん中には、オリジナルのキャラクターがいる
Garoop Landには、いつもカンガルーのガルちゃんがいます。ガルちゃんは、僕たちが自分で作ったオリジナルのキャラクターです。
「僕が作ったカンガルーのキャラクター『ガルちゃん』も紹介させていただき、有意義な時間となりました。」(2025年7月、専門学校で特別講師を務めたときのXより)
「募集してます! ・ガルちゃんのキャラクター使って動画作ってくれる方 ・ガルちゃんのぬいぐるみ作ってくれる方」(2025年10月のXより)
「大村湾にデータセンター埋めてガルちゃんクラウドやりたい😂」(2026年10月のXより)
自分たちのキャラクターがいると、ゲームを作るときに迷いません。すごろくでも、カードバトルでも、脱出ゲームでも、「ガルちゃんならどうする?」から考えられるからです。ジャンルはみんなが知っている遊びでも、中に入るキャラクターや世界はオリジナル。これがGaroop Landの作り方です。
「ジャンル」と「作品」はちがう
ゲームを作るとき、ここを分けて考えるとめちゃくちゃ楽になります。
- ジャンル:すごろく、パズル、RPG、カードバトル、脱出ゲーム(みんなが使っていい遊びの形)
- 作品:特定のゲームのキャラクター、名前、ステージ、画面(その作品を作った人のもの)
ジャンルは自由に選んでいい。そのうえで、キャラクターや世界、ルールの工夫を自分で考える。AIに頼むときも、「〇〇と同じゲームを作って」ではなく「カンガルーが宝さがしをするすごろくを作って」のように、自分のアイデアから話すのがコツです。
Garoop Landで次に挑戦すること
Garoop Landでは、遊ぶ人が自分のアイデアでアトラクションを作れる仕組みにも挑戦したいと思っています。
- ジャンルを選んで、キャラクターやルールを自分で決められる
- 作ったアトラクションを、ほかの人にも遊んでもらえる
- ガルちゃんと一緒に、オリジナルの世界を広げられる
オリジナルで作る人がいちばん楽しめる遊び場を目指して、どしどし作っていきます🚀
今日から試せること
- 好きなジャンルを1つ選ぶ(例:すごろく)
- そこに入れる「自分だけのもの」を3つ決める(キャラクター、舞台の町、ひとつだけ変わったルール)
- AIに「このアイデアでゲームを作って」と頼んで、遊んでみる
おわりに
AIでゲームを作るのは、どんどん速く、かんたんになっています。だからこそ、差がつくのは「自分のアイデア」です。ジャンルは自由、中身はオリジナル。Garoop Landも、ガルちゃんと一緒にオリジナルの遊びを増やしていきます。ぜひ遊びに来てください🦘✨
書いている人
山下大貴(やました・たいき)。株式会社Garoop代表取締役。長崎県佐世保市出身、長崎市在住。エンジニア出身で、「10歳からスタートアップ」をテーマに、子どもが生成AIでものづくりと起業をできるサービスを作っています。