文章から「遊べる世界」ができるGenie 4。ゲームは、遊ぶものから作るものへ
寄稿:山下大貴(株式会社Garoop 代表取締役)
こんにちは。株式会社Garoop代表の山下です。Garoop Landでは、ゲームと遊び場づくりを担当しています。
今週、ゲーム好きにはたまらないニュースが出ました。文章を書くだけで、歩き回れて、音が鳴って、キャラクターと会話できる世界が、その場で生まれる。 そんな時代が本当に来ています🎢
文章から「遊べる世界」を作るGenie 4
2026年10月27日、Google DeepMindが世界モデル「Genie 4」を発表しました。ポイントをまとめるとこんな感じです。
- 文章や画像から、動く世界をリアルタイムで作る
- 映像だけでなく、音楽・環境音・キャラクターとの会話も一緒に生まれる
- 動いている途中でも「雨にして」「カメラを引いて」「人を一人増やして」と言葉で変えられる
- ゲーム開発者が、アイデアを短い時間で「歩き回れる試作品」にする使い方を試している
今はまだ、信頼できるテスターだけが使える研究段階の公開です。Google AI Ultraの利用者向けにも「近日公開」とされています。生成した映像と音声には、AIで作ったことを示す透かし(SynthID)が入るそうです。
僕も、AIで遊園地を作ってきた
この話、僕的にはめちゃくちゃ身近です。Garoop Landは、AIと一緒に作ってきた遊び場だからです。
「julesヤバすぎ!!頭おかしい!! 遊園地のアトラクションを例にやったけど 画像認識で座標指定からクリックイベントの実装までやってくれる!!」(2025年8月のXより)
遊園地の地図を描いて、アトラクションを押すと遊べる。そんな仕組みを、AIのコーディングエージェントに頼んで形にしたのがこのころです。そこから、クイズ、すごろく、カードバトル、脱出ゲーム、将棋やオセロまで、少しずつアトラクションを増やしてきました。
「普通に布教用の映画、ゲーム、漫画 とかAIでガンガンだしていけばいいのにね。」(2025年8月のXより)
1年ちょっと前は「コードをAIが書いてくれる」ことに驚いていました。今は「世界そのものをAIが作ってくれる」ところまで来ています。進むスピードがすごい🚀
「遊ぶ」と「作る」の距離が、どんどん近くなる
Genie 4のようなAIが広がると、ゲームの楽しみ方が変わると思っています。
- これまで:だれかが作ったゲームを遊ぶ
- これから:遊びながら「ここに橋がほしい」「夜にしたい」と言って、自分で世界を変える
- その先:自分が作った世界を、友だちに遊んでもらう
つまり、遊ぶことと作ることが、ほとんど同じ動きになるということです。
もちろん、長く遊ぶと形が崩れたり、文字がうまく出なかったりと、まだ研究中のところも正直に書かれています。でもそれも含めて、いちばんおもろい時期やと思います。
Garoop Landで次に挑戦すること
Garoop Landでも、「遊ぶ」から一歩進んで「作って、遊んでもらう」体験を増やしていきたいと思っています。
- 遊んだ人が、ルールや見た目を少し変えて自分だけのアトラクションにできる仕組み
- 作ったアトラクションを、ほかの人にも遊んでもらえる場所
- 子どもから大人まで、AIを使ったことがない人でも直感的に触れる見た目
新しいAIが一般に使えるようになったら、どんどん試していきます🫡
今日から試せること
- 好きなゲームを1つ選んで、「ここを変えたらもっとおもしろい」を3つ書き出してみる
- AIに「こんなアトラクションがある遊園地を考えて」と話しかけて、アイデアを広げてみる
- Garoop Landのアトラクションを遊んで、「自分ならこう作る」を考えてみる
おわりに
ゲームは、遊ぶものから、作って遊んでもらうものへ。Genie 4のニュースは、その流れがいよいよ本格的に始まった合図やと思います。Garoop Landも、みんなが作る側に回れる遊び場を目指して、どしどしアップデートしていきます。ぜひ遊びに来てください🦘✨
書いている人
山下大貴(やました・たいき)。株式会社Garoop代表取締役。長崎県佐世保市出身、長崎市在住。エンジニア出身で、「10歳からスタートアップ」をテーマに、子どもが生成AIでものづくりと起業をできるサービスを作っています。